髪に優しい食生活
残念ながら「髪の毛にはこれを食べれば大丈夫」という特定の食材はありません。
基本は三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)とビタミンやミネラルをバランスよく食べること。
髪を構成するのは、18種類のアミノ酸で構成されるケラチンというたんぱく質です。
アミノ酸は食べ物から摂取することが大切です。
摂取したアミノ酸が体内でケラチンを合成するのに必要となるのがミネラルとビタミンです。
代表的なのが亜鉛、鉄分、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、グルタミン酸、シスチンです。
良質なタンパク質とビタミンとミネラルをキーワードにバランスのとれた食生活を心がけると髪にも良いでしょう。
●朝食
朝食には代謝の材料となるタンパク質を中心に、これから始まる1日のエネルギーの元になる良質な脂肪や炭水化物をとります。
<メニュー例>
焼きシャケ、玄米ご飯、なめこの味噌汁、にんじんとりんごのスムージー、
●昼食
1日のうちで、一番たっぷり食べられるタイミングです。赤身の肉や鶏肉、魚といった良質なタンパク質、そして野菜も豊富にとりましょう。
<メニュー例>
豚肉の生姜焼き、キャベツの千切り、ご飯、けんちん汁
●おやつ
インスリンを分泌するすい臓が最も活発な時間帯です。
果物や、甘いものをとるのに最適な時間帯で、スムージーなどもおすすめ。
1日働いて疲れた体内には活性酸素もたくさん発生しているので、抗酸化作用のあるビタミンうやミネラルをしっかり摂りましょう。
<メニュー例>
ドライフルーツ、野菜と果物のスムージー
●夕食
夕食は21時までに終えることが理想です。
内臓に負担をかけないように脂質の多いものは控えたいですね。
消化に良い魚、野菜をたっぷり摂りましょう。内臓を冷やさないように身体を温めてくれる食べ物を選びましょう。
<メニュー例>
煮魚、温野菜、納豆、味噌汁
忙しいみなさんは、なかなか食事のタイミングやメニューをコントロールするのが難しいかと思います。
外食時のメニュー選びの参考程度に、無理なく取り組んでみてはいかがでしょうか。
シンプルに考えて、
◎朝はしっかりと食べる
◎昼は肉とか魚とかしっかり食べる
◎夜は暖かくて消化にいいものを食べる
◎摂りにくい野菜だけ意識的に食べるようにする
といった感じも良いかと思います。